- かもん
- I
かもん【下問】目下の者に質問すること。 質問する人を敬っていう語。 下聞。II
「御~を受ける」「省内の事を種々(イロイロ)~されて/社会百面相(魯庵)」
かもん【勘文】⇒ かんもん(勘文)IIIかもん【家紋】各家がしるしとしている紋章。 定紋。 徳川家の葵(アオイ)の紋の類。IVかもん【家門】(1)一家・一門の全体。 一族。「~の名誉」
(2)江戸時代, 将軍の親族のうちの, 三家・三卿以外の大名。 会津松平氏など。 御家門。Vかもん【掃部】「掃部司(カモンノツカサ)」に同じ。VI「堂上は~・とのもりの女孺(ニヨジユ)これを掃く/日中行事」
かもん【渦紋】渦巻きの模様。 渦巻き形。VIIかもん【火門】砲口, または銃口。VIII「~を開く」
かもん【科文】〔仏〕(1)経論を解釈する際に, 内容で段落に分けること。 また, その段落。 普通, 序分・正宗分(シヨウシユウブン)・流通分(ルズウブン)の三つに分ける。→ 序分(2){(1)}の各段落を短い語句に要約したもの。IXかもん【窠紋】有職文様の一。 円弧を花弁のように四, 五個輪につなぎ合わせた形。 中に唐花や鳥を配する。 鳥の巣の形とも瓜を輪切りにした形ともいう。 御簾(ミス)の帽額(モコウ)の装飾に用いられるので帽額紋ともいい, 「木瓜(モツコウ)紋」ともいう。 窠。Xかもん【花紋】花形の模様。 花模様。「~石」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.